【3分で読める書評】ロバート・キヨサキ『金持ち父さん貧乏父さん』

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こんにちは。

本日は、お金の哲学書として今なお人気の名著。

ロバート・キヨサキさんの『金持ち父さん貧乏父さん』を紹介したいと思います。

 

著者紹介

ロバート・キヨサキ

1942年生まれ。

アメリカの投資家、実業家、金融コメンテーター。日系4世。

主な著書に『金持ち父さん』シリーズのほか、ドナルド・トランプとの共著『あなたに金持ちになってほしい』など。

内容紹介

「ファイナンシャル・インテリジェンス」を身に着けて、お金のための労働から卒業しよう!

金持ち父さん6つの教え

  • 金持ちはお金のために働かない
  • お金の流れの読み方を学ぶ
  • 自分のビジネスを持つ
  • 会社を作って節税する
  • 金持ちはお金を作り出す
  • お金のためではなく学ぶために働く

 

金持ち父さんの教えは、大きく上記の6つです。

3~5番目の教えは少しテクニカルな要素も含まれてしまうのですが、

1、2、6番目の教えは、私たちの誰もが知っておいて損のない考えです。

お金のための労働から抜け出したいと思っているならば、自分の働き方を見つめ直し、

正しいお金の流れを学ぶことから始めましょう。

実践のためのヒント

  • 5つの障害を乗り越えよう
  • スタートを切るための10のステップ
  • 具体的な行動を始めるためのヒント

 

また、ロバートさんはせっかくの学びも実践しなくては全く意味がないことを本著で何度も強調しています。

そこで本著の後半では、前半での学びを生かすために具体的に何をしたらいいかを教えてくれます。

これらの習慣は、決して「お金持ちになる」ためだけではなく、

私たちの日々の生活を豊かにしてくれるヒントが詰まっています。

感想

人々のお金に対する考え方に疑問を投げかける、「マネーリテラシーの教科書」

ロバートさんは本著の中で、人々にはお金に関する教育が足りていないことに何度も触れています。

確かに、お金は私たちの生活を構成する非常に重要な要素であるのにも関わらず、

私たちは教育の過程でお金について学ぶことはほとんどありません。

 

僕のまわりにもすごい稼いでいるのに生活が苦しそうな人が結構いて、不思議に思っていたのですが、その謎が少しわかった気がします(笑)

 

本著に出てくる「金持ち父さん」のような考え方に比較的若い段階で触れられる機会があれば、人生が変わってくる人も多いだろうな〜とは思います。

 

何よりも大切なのは「とにかく自分の頭で考え、行動すること」そして「勇気」

”人間の最大の資産は「頭」である”。 本著の中で金持ち父さん、そしてロバートさん本人が何度も主張していたフレーズです。

そしてもう一つ、失敗を恐れず実践することの大切さも何度も訴えていました。

 

世の中のひとは失敗を恐れるがあまり、目の前に転がっているチャンスを逃している。

彼はそう言います。

(こと金融に関して言えば、皆がリスクだと言っているようなことは、正しい知識を身につければリスクではないとのこと)

 

「お金持ちになる」ことに限らず、何かを成し遂げるためには、自らの頭で考え抜くこと、そしてそれを行動に移す強い意志が必要であると改めて実感しました。