【3分で読める書評】杉野幹人『超・箇条書き』
こんにちは。
本日は、杉野幹人さんの『超・箇条書き』を紹介したいと思います。
最初に言っておきますが、この本は全ビジネスマン必読です。超おすすめ。
著者紹介
杉野幹人
NTTドコモに新卒入社。MBA取得を経てA.T.カーニー入社。
消費財、ハイテク、通信、メディアなどを中心として幅広い業界に対して中長期ビジョン、マーケティング戦略の策定及び実行の支援を手がけている。
本著の他に、『コンテキスト思考』『使える経営学』などがある。
内容紹介
箇条書きは最強のビジネススキルである!
私たちが普段何気なくつかっている箇条書きですが、少し工夫をするだけで、
アウトプットを飛躍的に高めるツールとなりうるのです。
この本ではそんな箇条書きの効用と、スキル習得のためのノウハウを学ぶことができます。
構造化
「全体像をつくる」、「レベル感を揃える」、「自動詞と他動詞を意識する」、
この3つを意識するだけで、伝えたいことの整理がぐっと楽になりますし、聞き手にも伝わりやすくなります。
そして、箇条書きでつかってしまいがちな「体言止め」は、全体像の理解を妨げてしまうことが多いため、あまりおすすめはしないとのことです。
また、「構造化」においては、(3つの問題点が〜、それには2つの解決策が〜)のように先に頭出しを行う、「ガバニング」非常に有効にはたらくそうです。
物語化
「物語化」においては、コンテクストをよく考えることが重要とのことです。
つまり、相手の「期待」にあわせて、柔軟に答えることが求められます。
ここでは、「フックをつくる」、「MECE崩し」、「固有名詞を使う」の3つのテクニックを使い、話にストーリーを与えます。
メッセージ化
「メッセージ化」において特に大切なのは「スタンスを取ること」です。
自分の立ち位置を明らかにすることで、意見にに主体性をもたせましょう。
その際に、「隠れ重言」を避けるようにしたり、意識的に「否定」を使って退路を断つことで、効果的に立ち位置を明確にしましょう。
感想
箇条書きは様々な場面に応用ができる!
私たちが普段何気なくメモのように使っている「箇条書き」ですが、
真の効用はアウトプットの際に現れます。
本書のテクニックを使うことで、考え方、伝え方を高める
箇条書きのメソッドは本当に様々な場面で応用できます。
本書では、ビジネスプレゼンや英語学習の例が挙げられていますが、
私も「人に伝える」という行為が発生する度にお世話になっています。
今回の『超・箇条書き』に興味を持って頂いた方、
前回紹介した『メモの魔力』も同タイプの名著なので、
是非こちらの記事もチェックしてみてください。