【3分で読める書評】ハンス・ロスリング『ファクトフルネス』
こんにちは。
本日は話題の『FACTFULNESS(ファクトフルネス)』を読んでみたので、
本の紹介と、感想について少しお話したいと思います。
著書紹介
賢い人ほど世界の真実を知らない
この本は、私達の世界に対する認識と現実との間におけるさまざまなギャップを提示することで、先入観にとらわれず世界を見ることの大切さを教えてくれます。
さらにその原因を脳の機能に求め、どうして私達が世界を実際よりもドラマチックに見てしまうのかを明らかにしていきます。
人間の本能を10種類に分類
医師でもある著者は、人間が陥りがちなバイアスを、10種類の本能に分類。
本能を自覚した上で、我々はどのように振る舞うべきなのかについてアドバイスを与えてくれます。
『ファクトフルネス』感想
私達はチンパンジーよりもこの世界について理解できていない!?笑
皮肉にも我々の周りを取り巻く諸問題に関して、世界のエリートたちの正答率は、なんとチンパンジー以下(笑)。
いかに私達が、現状を正しく認識できていないかということが分かります。
かつての当たり前は、現在の当たり前ではなくなっています。
日々、情報をアップデートすることの重要性に気づかせてくれます。
世界は希望で溢れている!
毎日悪いニュースが絶えず、閉塞感が漂っているように感じられる方も多いかもしれませんが、世界は少しづつ、どんどんよくなっている。そんな明るい視点を与えてくれる本です。
ファクトを正しく受け止め、人類のさらなる進歩に希望を感じさせるような一冊です。
あわせて読みたい
FACTFULNESSの翻訳本ができるまで
本書を翻訳された上杉さんがnoteで、翻訳までのストーリーを語ってくださています。
上杉さんの人柄も垣間見える、良い記事だと思います。
ぜひ読んでみてください。
著者 ハンス・ロスリングのTED
こちらは本書の著者であるハンス・ロスリング氏のTEDでのプレゼンです。
テンポがよく見やすい内容になっているのでさくっとみれますよ。
核となるメッセージは一貫しているので、本書のを読む前の予習としてみるのもオススメです。
それでは、今日はこのへんで。